珈琲通販を始めました。

この珈琲を作った経緯をついて少しだけ聞いてください。
以前、珈琲専門店で尾籠がカウンター越しに現役バリスタとして立っていた当時は様々な種類の珈琲を扱わせて頂き、そして世界最高級クラスの珈琲にも幾度なく触れる機会がありました。そして、独立後はひとりの珈琲好きとして仕事で活力を出すために飲む珈琲だったり、現在は原料の生豆を生産レベルから仕事で携わるなど…自分なりに様々な目線で物事を学び体験してきた中で、ふと珈琲に対して向き合い方が変わってきました。

よく色々な方に美味しい珈琲はなんですか?と質問されます。
そんな時、きっと求められている言葉は聞いたこともないような国産のものや、僅かしか生産されない貴重なもの、はたまたオークションで高額なもの等…派手な言葉を期待されているような感覚を覚えます。

そんな時、僕はいつもこう答えます。
「貴方が美味しいと思った珈琲が美味しい珈琲です」。

拍子抜けに思うかもしれないけれど、人にとって美味しさの基準が違う以上突き詰めて考えてきたらそんな言葉に辿り着きました。
このような考え方になったのは、今までどんな環境で珈琲を飲んできたのか…そう感じさせる瞬間を何度もこれまで見てきて素直に思った根っこの部分なのではないかと。

例えば、尾籠が美味しいと思う珈琲は雰囲気や眺めのいい景色を前に仕事のことなんか忘れてほっと一息しながら落ち着く珈琲を飲んでいる時が最高に上手い。

今の尾籠が作ってみたいと思った珈琲はそんな落ち着きたいシチュエーションで珈琲を飲んでリフフレッシュしてもらいたい。
珈琲が主役ではなく最高の脇役として長く愛したい安心感のある味。

普通の珈琲を本気で作ってみました。

ISSEI OGOMORIの珈琲はこちら↓
https://isseiogomori.thebase.in