SCAJ2026は、コーヒーを仕事や趣味として深めたい人にとって見逃せない、アジア最大規模のスペシャルティコーヒーイベントです。毎年、世界80カ国以上から来場者が集まり、2025年の開催では4日間で延べ96,823名が入場しました。業界関係者だけが集まる場と思われることも多いのですが、公式サイトには「一般コーヒーファン」も来場対象として明記されており、コーヒーに関心があれば誰でも参加できます。
2026年は10月14日(水)から17日(土)にかけて、東京ビッグサイト南展示棟1〜4ホールで開催されます。チケットは事前登録と当日登録の2種類があり、費用や入場の流れに違いがあります。会場は2つのエリアに分かれており、どのエリアに行くか、何日参加するかによって体験できる内容が変わります。
この記事では、SCAJ2026のチケット情報を軸に、会場の構成、入場の手順、見どころとなるコンテンツを整理します。初めて行く方が計画を立てやすいよう、確認しておきたいポイントを順に説明します。
SCAJ2026とは何か、規模と位置づけを整理する
SCAJ2026を初めて知った方にとっては、どんな規模でどんな目的のイベントなのかが分かりにくいこともあります。SCAJとは何を指すのか、展示会の性格をどう理解すればよいかを先に整理しておくと、チケット購入の判断もしやすくなります。
SCAJとは何か
SCAJは「Specialty Coffee Association of Japan(日本スペシャルティコーヒー協会)」の略称です。2003年に設立された一般社団法人で、日本におけるスペシャルティコーヒーの普及・啓蒙を目的としています。スペシャルティコーヒーとは、生産地の環境・管理・精製の過程において高い品質基準を満たし、カッピング(風味評価)で80点以上と認定された豆を指します。SCAJはこの基準の普及と業界全体の底上げを活動の軸に置いています。
展示会は同協会が主催する年1回の大型イベントで、2026年で21回目を迎えます。アジア最大規模のコーヒー専門展示会として、生産者・輸入商社・焙煎事業者・器具メーカー・カフェ運営者など、業界全体の関係者が一堂に集まります。出展規模は500社・750小間(2026年見込み)です。
展示会の規模と来場者層
SCAJ2025(2025年9月開催)の最終来場者数は4日間で延べ96,823名で、出展国・地域は35、来場国・地域は81にのぼりました。SCAJ2026では4日間のべ95,000名、出展・来場各80カ国・地域以上を見込んでいます。会場規模・国際性ともに、日本のコーヒーイベントとしては突出した位置づけです。
来場者層は業界関係者だけではありません。SCAJ公式サイトには「一般コーヒーファン」が来場対象として明示されており、コーヒーへの関心があれば専門知識は不要です。多くの一般来場者がコーヒーの試飲や器具の体験を目的に参加しています。
2026年のテーマ
SCAJ2026のテーマは「Brew the Future(コーヒーの未来を、共に創る)」です。人手不足・気候変動・価格高騰といった業界共通の課題に対して、AIの導入や自動化などの技術革新がコーヒー業界にどのような変化をもたらすかを問う内容です。展示内容・セミナー・競技会も、このテーマに沿って構成されます。最新の器具や機器が多数展示されるため、コーヒーを取り巻く技術の変化を実感できる機会にもなります。
開催期間:2026年10月14日(水)〜17日(土)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟1〜4ホール
主催:一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
テーマ:Brew the Future
- SCAJはスペシャルティコーヒーの普及を目的とする日本最大の業界団体が主催する展示会です。
- 来場者は業界関係者のほか、一般コーヒーファンも公式に歓迎されています。
- 2026年で21回目を迎え、アジア最大規模のコーヒー専門展示会としての地位を持っています。
- テーマ「Brew the Future」のもと、技術革新と業界の未来を議論する4日間となります。
SCAJ2026チケットの料金と事前登録の手順
チケットには事前登録と当日登録の2種類があります。料金・手続きの違いを把握しておくと、当日に慌てずスムーズに入場できます。SCAJ2026公式サイトで確認できた情報をもとに整理します。
チケット料金の種類
SCAJ2026公式サイトの開催概要ページによると、入場料は4日間共通で設定されています。事前登録は2,000円(税込)、当日登録は3,000円(税込)です。1,000円の差があるため、参加が決まった段階で事前登録しておくとよいでしょう。招待券を持参した場合は無料で入場できます。
なお、チケットは日数ごとの設定ではなく「4日間共通」です。1枚のチケットで会期中の任意の日に入場できます。複数日参加する場合も、同じ入場証で対応できるかどうかは、最新情報を公式サイトで確認しておくと安心です。
事前登録の流れ
事前登録はSCAJ展示会公式サイト(scajconference.jp)の「来場のご案内」ページから行います。過去の開催実績を踏まえると、登録受付は開催日の約1か月半前から始まることが多く、2026年の場合は2026年8月〜9月ごろに開始される見込みです。ただし開始日は公式サイトで告知されるため、最新情報を定期的に確認するとよいでしょう。
登録の際は参加区分の選択が求められます。一般参加の場合は「一般」を選択します。企業・事業者向けの区分も存在しますが、コーヒーファンとして参加する場合は「一般」が該当します。登録後に発行される入場証は、コンビニでカラー印刷して持参するか、スマートフォンで表示する方法が一般的です。参加者区分によって入場証の色が異なるため、カラー印刷が推奨されています。
招待券の活用
出展企業や協賛企業が招待券を配布する場合があります。招待券を持参すれば入場料が無料になります。ただし、招待券があっても事前の来場登録が必要なケースがあるため、招待券入手後は公式の手順に従って登録を完了させておくとよいでしょう。招待券の入手経路は出展社のWebサイト・SNS・店頭などさまざまです。参加を検討する時期から複数の情報源をチェックしておくと見つかりやすくなります。
| 区分 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 事前登録 | 2,000円 | 公式サイトからオンライン登録 |
| 当日登録 | 3,000円 | 会場窓口での登録・支払い |
| 招待券持参 | 無料 | 事前登録が別途必要な場合あり |
- チケットは4日間共通で設定されており、事前登録と当日登録で1,000円の差があります。
- 事前登録の受付は開催の約1か月半前から始まる見込みです。
- 入場証はカラー印刷を推奨されており、区分によって色が異なります。
- 招待券を入手した場合も、別途来場登録の手続きが必要なことがあります。
会場の構成と日程の選び方
SCAJ2026は会場が2つのエリアに分かれており、開催日程も異なります。どちらのエリアにいつ行くかによって、見られる内容が大きく変わります。一般参加の場合は特にエリア別の特徴を把握しておくと、限られた時間を有効に使えます。
南1・2ホールと南3・4ホールの違い
南1・2ホール(1階)は業界関係者向けのBtoB色が強いエリアです。焙煎機・エスプレッソマシン・グラインダーなど大型の業務用機器、生豆・焙煎豆の商談ブース、包材・浄水器・カフェ開業支援サービスなどが集まります。開催期間は10月14日(水)〜16日(金)の平日3日間です。
南3・4ホール(4階)は一般来場者も意識した構成で、HARIOやサザコーヒーなどの消費者向けブランドやカフェが出展します。「Coffee Village」と呼ばれる小規模ロースターやカフェが集まる特設エリアもこのホールにあります。開催期間は10月14日(水)〜17日(土)の4日間です。土曜日を含むため、平日の来場が難しい方も参加できます。
どの日程に参加するか
南3・4ホールは土曜日まで開催されているため、週末のみ参加可能な方はこのエリアを中心に楽しめます。一方、南1・2ホールは平日3日間のみの開催です。業界の第一線で使われる機器や生豆の世界を体感したい場合は、平日に来場する計画が必要です。両方のエリアを回れる平日の来場が、より幅広い展示を見るうえで効率的です。
会場は非常に広く、出展社数は500社以上です。特定のブースや競技会に絞って動くよりも、事前に公式サイトの出展者一覧や会場マップをチェックし、気になるブースや競技会の時間帯を把握してから動くとよいでしょう。公式サイトでは出展者リストや会場マップが開催前に公開される予定です。
Coffee Villageについて
Coffee Villageは、マイクロロースター・カフェ・自家焙煎店・新規参入事業者などの小規模事業者が集まる特設エリアです。SCAJ公式サイトによると、SCAJ2025では過去最多の150ブース・180社が出展しました。全国各地のロースターやカフェと直接話せる機会であり、試飲や豆の購入も行われています。コーヒー業界への関心がある方、副業・開業を検討している方にとっても、現場の肌感を得やすいエリアです。
南1・2ホール(BtoB中心):10月14日(水)〜16日(金)3日間
南3・4ホール(一般向けも):10月14日(水)〜17日(土)4日間
Coffee Village(小規模ロースター集結):南3・4ホール内・4日間
開場時間:各日10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
- 南1・2ホールは業務用機器・生豆商談が中心で、平日3日間のみの開催です。
- 南3・4ホールは一般向けの構成で、土曜日を含む4日間開催されます。
- Coffee Villageは全国の小規模ロースター・カフェが集まる特設エリアです。
- 両エリアを回りたい場合は平日の来場が効率的です。
当日の見どころ、競技会とセミナーの内容
SCAJ2026では、展示エリアのほかにステージ競技会とセミナーが並行して開催されます。トップバリスタや焙煎士の技術を間近で見られる機会は、コーヒーの世界を深く知るうえで貴重です。各競技会の概要と一般参加者として楽しめるポイントを整理します。
ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)
JBCは日本スペシャルティコーヒー協会が主催する、バリスタ技術の最高峰を競う競技会です。参加者はエスプレッソ・ミルクビバレッジ・シグネチャービバレッジの3部門を制限時間内に提供し、味・技術・プレゼンテーションの観点で審査されます。JBC2025の優勝者はサザコーヒー本店の本間啓介氏です。SCAJ2026でも決勝が展示会ステージで行われる予定で、会場内から観戦できます。競技者が豆の選定背景やレシピをプレゼンしながら淹れるスタイルは、専門知識がなくても十分楽しめます。
ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)とその他競技会
JHDCは手動ドリップの技術・再現性・味の安定性を競う競技会です。SCAJ2025の優勝者は新田珈琲の新田衣祥氏で、全国4会場の予選を経て決勝がSCAJ展示会ステージで行われました。2026年も同様の形式で開催される予定です。このほか、サイフォンで抽出技術を競うジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ(JSC)、カッピングのテイスティング能力を競うジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ(JCTC)なども会期中に行われます。それぞれの競技は観戦無料で、来場者はステージそばで見学できます。
セミナーとワークショップ
SCAJ展示会では、生産者・焙煎士・バリスタ・研究者などを招いたセミナーが会期中に複数開催されます。産地情報・焙煎理論・抽出技術・コーヒービジネスの動向など、テーマは多岐にわたります。一般来場者も参加できるものが多く、入場チケットで聴講できる場合とセミナー別に申込が必要な場合があります。詳細は公式サイトで確認するとよいでしょう。過去の開催では講演後にサンプルの試飲が行われることもありました。
JBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)
JHDC(ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ)
JSC(ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ)
JCTC(ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ)
※各競技の開催日・時間は公式サイトのスケジュールで要確認
- JBCはエスプレッソを軸にした技術競技で、プレゼンを含む競技スタイルです。
- JHDCはハンドドリップの再現性と味を競い、全国予選を経た選手が決勝に出場します。
- JSC・JCTCなど複数の競技会が会期中に行われ、観戦は来場者に開放されています。
- セミナーは入場チケットで聴講可能なものと個別申込が必要なものがあります。
初めての参加者が準備しておきたいこと
SCAJ2026は広大な会場に500社以上が出展する大規模イベントです。準備なしで訪れると、時間と体力を消耗するだけで終わってしまうこともあります。効率よく楽しむために、当日までに整えておきたい点を整理します。
事前に確認しておくこと
参加前に公式サイトで出展者リストと会場マップを確認しておくと、当日の動きがスムーズになります。出展者リストは開催前に公式サイトで公開される予定です。特定の豆産地・ロースター・器具メーカーを探したい場合は、リストで事前に場所を把握しておくとよいでしょう。競技会のスケジュールも事前に公開されるため、観戦したい競技の時間帯を確認したうえで当日の動線を決めると充実した時間を過ごせます。
持ち物と当日の行動
各ブースではパンフレットや製品サンプルを配布するケースが多く、荷物が増えます。エコバッグやトートバッグを持参すると持ち歩きが楽になります。会場内は広く、立ち時間が長くなるため動きやすい靴が適しています。飲食ブースはあるものの混雑することがあるため、ドリンクボトルを持参すると安心です。入場証は事前に印刷してポーチや首から下げるホルダーに入れておくと受付がスムーズです。
遠方からの参加者向けの注意点
東京ビッグサイトがある有明エリアは、大規模展示会と会期が重なると周辺ホテルの空きが少なくなります。遠方から宿泊を伴って参加する場合は、早めにホテルを確保しておくとよいでしょう。最寄り駅はゆりかもめ「国際展示場正門」駅またはりんかい線「国際展示場」駅です。朝の開場直後は混雑が予想されるため、到着時間に余裕を持つと入場がスムーズです。
Q:一般参加の場合、どの区分で登録すればよいですか?
A:来場登録の際に「一般」を選択します。事業者向けの区分は商談を目的とした出展者が対象です。コーヒーファンとして参加する場合は「一般」が適切です。
Q:1日だけ参加することはできますか?
A:チケットは4日間共通で設定されており、1日のみの参加も可能です。参加日数に応じた料金設定ではないため、都合のよい日に来場できます。詳細な運用は公式サイトで確認してください。
- 出展者リストと競技スケジュールを事前に確認し、当日の動線を決めておくと効率的です。
- エコバッグ・動きやすい靴・ドリンクボトルがあると当日の行動が楽になります。
- 遠方から参加する場合はホテルを早めに確保することをすすめます。
- 入場証は事前にカラー印刷して持参するか、スマートフォンで表示できる状態にしておきましょう。
まとめ
SCAJ2026は、一般のコーヒーファンでも参加できる日本最大規模のスペシャルティコーヒーイベントです。2026年10月14日(水)から17日(土)の4日間、東京ビッグサイト南展示棟1〜4ホールで開催されます。チケットは事前登録で2,000円、当日登録で3,000円(いずれも税込)で、4日間共通です。
まず公式サイト(scajconference.jp)で来場者登録ページを確認し、受付が始まったら早めに事前登録を済ませておくとよいでしょう。登録受付は開催の約1か月半前から始まる見込みです。
コーヒーの産地・焙煎・器具・業界の人々が一堂に集まるこの機会は、コーヒーへの理解を広げるうえで他にはない体験を提供してくれます。日程を確保して、ぜひ会場で実際のコーヒーの世界を体感してみてください。


